5月26日(日)
――奇妙な夢を見ました――
ふと私は自分のおでこを触ると、なんだかざらざらしています。
鏡を見、前髪を上げるとそこには……
おはじきぐらいの大きさの無数の碁石が、おでこ一面に埋まっています。
えぇっ……? これはナニ……?
指で碁石を触ってみました。
するとポロっと碁石がひとつ取れました。
な〜んだ、くっ付いていただけなのね……。
私は必死で、碁石を全部取りました。
とうもろこしを一粒ずつ取るように、
ポロっ……ポロっ……ポロっ……
そしてまた鏡を見ると……
なんと碁石が埋まっていた部分は、深い穴となっています。
こんなおでこの人間は、私の他にいるのだろうか……
ど、どーしたらいいんだろう……
この穴は、いつかは埋まるのだろうか……
でもそれはいつ?
なんとか前髪でおでこを隠し……
――そこで目が覚めました――
あのキモチの悪い夢は何だったんでしょう。
しかもなぜゆえ碁石。
“思い出してはいけない、いけない”と思うと、
人は余計に思い出してしまいます。
私は一日中、おでこが痒くて痒くて、
何度も鏡を見ては、そこにアレがあるかを確かめ、
洗顔を繰り返し、掻きむしり、そして真っ赤になってしまいました。
これを読んでしまったアナタ……
鏡をそぉーっと覗いてみてください。
アナタのおでこにも、無数の碁石が埋まっているかも……
――しれませんよ――
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