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2002/06/29

★三味線弾きの―じじ様

父の舞台を観に行きました。
私の父は文楽の三味線弾きです。
文楽ってご存知ですか? 人形浄瑠璃というやつです。
ちなみに叔父(父の義兄)は人形遣い。

この写真は、出番前に、三味線の調子を合わせて
いるところ。
私にとっては子供の頃から聞きなれている、
迫力のある太棹の音ですが、
たまにしか聴かない娘たちにとってはまだまだ
違和感が。
「うるさいっ!」「じじ様、あっちでやってぇ〜」
失礼です! オモチャ、買ってもらいたくないんですか?

出番前になると、父よりも若い大夫さんや三味線弾きの方々が、
楽屋に挨拶に来られます。
「おはようございます。」「よろしくお願いいたします。」……
後輩から先輩へのご挨拶。どこの芸能界でも同じですねぇ。
その度に「はい、おはよう。」「はい、よろしく。」と答える父の隣で、
同じように「はい、おはよう。」「はい、よろしく。」と言う娘1。
失礼です! 終演後、お蕎麦食べに連れて行ってもらいたくないんですか?

じじ様の舞台を観に客席へ。
「身内の者です。この段(場面)だけ観させて下さい。」と、
劇場案内のお姉さんに頼み、一番後列の空いている席へ。
ここからがいつも難題です。

私は子供の頃、身動きひとつせず父の舞台を観劇していました。
だから小学生にもなると、三味線の音色の違いがわかったもんです。
“あの人のは音に艶がある”とか“響きが深いなぁ〜”とか。
うちのお嬢は……まったくダメですねぇ。

幕が上がり、じじ様の姿を見つけると「じじさまぁ〜!」。
あわてて口をふさぐ私。でももう遅いです。
じろっと振り返る人に頭を下げ。冷や汗もんです。

人形が出てくると少しは見入っていますが、しばらくすると、
ゴソゴソ、ざわざわ。そして「まだぁ〜?」。
集中力がないというか、持続力がないというか、落ち着きがないというか……
毎回、客席からロビーに出るとケンカです。
「もう二度と、じじ様のベンベン(三味線のこと)、連れてきてあげないからねっ!」
せっかくこーゆう家系に生まれたのだから、何かを吸収してもらいたいという
母の身勝手な願いは、音を立てて崩れ去ってしまいます。
宝塚観劇も、あと5年は無理でしょう。

でもおじいちゃんがこうゆう職種だと、特権もあります。
舞台裏を見せてもらえるとか、人形を触らせてもらえるとか。
今日も叔父の楽屋で、娘1は人形を持たせてもらいました。
「重い。もういい。」
し、失礼な――っ!

叔父が私に「また、痩せたのと違うか?」
私「叔父さん、私も、もう年……。」
父が「いや、生活やつれ……。」

そんな風に思われるのなら、夏休みにカワユイ孫を預かってクダサイ。
間違いなくあなたは倒れるでしょうが。

今日のピックアップ: Yomiuri on-line関西「文楽への招待」

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2002/06/28

★ご挨拶をしましょう

またやってしまいました……
「またですかぁ?」
はい、またです。

娘を幼稚園に送り、その帰り道。
すれ違うお母さん方に「おはようございます。」とご挨拶していますが、
言ってしまってから気づきました。
今ご挨拶したのは、見ず知らずの中年サラリーマンの方だったことに。
幼稚園のお母さんか、そうでないか、女か男の区別もつかないほど、
ぼ――っとしていたのですね。
ぎくっ! とされてしまいました。
「朝っぱらから変なオバサンに会っちゃったなぁ。今日はツイてない。」と、
会社でのトラブルも、家庭での冷たい風も、ボーナスが下がったことも、
ぜんぶぜんぶぜんぶ私のせいにされそうです。

ここんとこボロ雑巾のような私ですが、朝はもっとヒドイです。
「どーしたんですか? そんなにヨレヨレで…」。
仲良しのお母さん・Mさんにもそう言われたってことは、
見るからに危ない風体&形相で、外を歩いているのでしょう。
よく言えば“夢見ごこち”。
毎朝、雲の上を歩いている感じです。

ボロ雑巾状態でも“ご挨拶をする”のは、これは宝塚時代の習性でしょう。
礼儀作法や規律に「なぜにそこまで?」と思われるほどキビシ―イ宝塚。
それは涙なくして語れない物語。
泣きたくないのでやめにしましょう……

でも、ご挨拶をしたり、知っている方にちょっと話し掛けたりするってゆうことは、
する側もされる側も気持ちがいいもんです。
それを娘たちに、口うるさく言ってきました。

うるさく言い過ぎたのか、それとも元々の性格からなのか、
うちのお嬢さん方は、あまり親しくない方〜知らない方にまで
竹馬の友のように、話し掛けてしまいます。

<娘1の場合>

窓を開け、道行く他人に声をかけます。
「こんにちわ〜」「アタシ、5才なの。」「アタシ今、おやつ食べてるの〜」
相手は必ずびっくりし、何と返事をしてよいものか、無視してもよいものかと
かわいそうに戸惑っていますが、まぁ、子供だから、許されるでしょう。

困るのは……宅急便屋さんやセールスの方にペラペラ話し掛けてしまいます。
「あのね、パパはお仕事に行ってるの。パパのお仕事がお休みの日は、
 〇曜日だけなの。ほかの日は、〇時まで帰って来ないの。
 だから、いつも女の子3人(私を含む)だけなの。」
話し掛けると言うより、個人情報を流出して
“どうぞ強盗に押し入ってクダサイ。押し入るのなら、この日がラッキーデーよ♪”
と、言っているようなもんです。
これに対しては「あのオジサンは悪者かもしれないから、やめなさいっ!」と
強く言い含めていますが、なかなか直りません。

<娘2の場合>

お医者さんに行き、洋服を脱いで、聴診器を当てられている時、
「あのね、ママのオッ●イは、チ○サイの。」

――その後私は、どんなにヒドイ風邪をひいても、
そのお医者さんには行っていません………
行けません。

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2002/06/27

★女性の方、下着、何枚持ってますか?

なんでしょう。この寒さ。
「夏」ということになったのなら「秋」が来るまで「夏」でいてもらいたいもんです。
ワタクシに断りもなしに、勝手に中途半端な行動をおこさないで下さいませ。

ここ数日、半袖を着ている人を見ると思います。
あちらのお宅の奥さんは、春物をすべて、きっちり片付けたんだろうな……
その点、我が家は得です。長袖は今でもバカスカ置いてありますから。

そしてこの雨。洗濯物が乾きません。
乾かないということは、着るものがなくなってしまいます。
子供の洋服はまぁまぁ数足りているのですが、私のがない。
ダンナさんより小さなタンスに収まっている私の服。
「チビたちのお洋服、買ってぇ〜」と父にねだるたび、父は言います。
「それはいいけど、お前、もう少しなんとかすれば?」。
ちょっぴり悲しそうに、ひとり娘の私を見ます。
でも全然気にしません。私はもういいんです。
“これからが花!”の娘たちのほうが肝心ですから。

以前、テレビ(だったような…)で
「女性の持っている下着平均枚数、ブ●ジャー20枚、パン●ィー40枚」
と聞き、あまりの驚きに鈴カステラを喉に詰まらせました。
(少し固くなりかけた鈴カステラにはご注意を!)
うそでしょ……?
これが真実だとしたら、私は……

悩んでいるより、こーゆうことは、この人に聞くのが一番です。
叔母・Sちゃん。
さっそくご意見を伺いました。

「そんなもん、企業の戦略に決まってるじゃないの―!
“えっ? 人はそんなに持ってるの?”と思わせておいて、
“えぇっ…アタシはパン●ィー32枚しか持ってない……。マズイわ……”
 と闘争意欲を駆り立たせ、じゃんじゃん買わす気ィなのよ!」

――そう言うと思いました。
そして“そんなところかな……”と思っていた私は、少々ほっとしました。

それにしてもだいたい、この場合の「女性の持っている…」の“女性”って、
どの辺りからどの辺りまでを指すのでしょうか?
染色体がXなら、生まれたての赤ちゃんから、棺お…い、いえ、
ご長寿おばあちゃんまでが女性ですが、
〇才ぐらいから〇才ぐらいまで――と、その辺りを明確にしていただけると、
こちらとしても考えは変わってきます。
たとえば20才から3★才だとしたら、
「皆さん、大変ねぇ〜。まっ、ガンバって買ってちょーだい!」
と笑っていられるのですが、3★才以上も含まれるとしたら……

私、雨降りが3日続くと困るのです。
ブ●ジャー、〇枚しか持ってませんから。

今日のピックアップ: 女性のオシャレはここから! 土井千鶴さんの【ランジェリー】

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2002/06/26

★オンナ・桜木、不覚にも……

霞を食べて生きているワタクシも、時折、ほ〜〜んの時折、WCに参ります。
まぁワタクシの場合WCというよりも、レスト・ルーム、手水、ご不浄、おしも屋敷……
といったところでしょうか。

さて本日夕方、WCに入っているとき、電話が鳴りました。
母がどこにいるかを知ってか、それとも気まぐれからか、
娘1が受話器を取りました。

「パパぁ〜? パパなの〜? ちょっと待って。ママに代わるからね。」
娘1はそう言って、WCから急いで出てきたワタクシに受話器を渡しました。
WCの前でワタクシは
「もしもし、なんじゃい?!」

「……あの、パパではありません……」
ぎょェ―――! 
「あのう桜木さんですか?」
それはワタクシの本名じゃない……ヤバっ!
「私、○○○○の●●です。☆☆のスケジュールの件で……」
さ、最低最悪この世の終わりだぁ〜〜〜!

○○○○の●●さんとは、某芸能プロダクションのマネージャーさん。
「宝塚ファン」サイトで恒例となっている、
芸能界で活動しているタカラジェンヌOGのスケジュールを紹介する記事への情報を、
電話でお知らせ下さったのです。

―――ワタクシ、何度も謝りました。
見えていないことはわかっていても、頭を下げました。
「娘がとんだ失礼を……」(自分もだろーが!)
先方は、結構この状況を楽しんで下さっているようで(こっちの勘違い?)
明るく笑って下さいます。

何が恥ずかしいかって、娘1の「パパぁ〜?」も恥ずかしければ、
ワタクシの「もしもし、なんじゃい?!」も恥ずかしい。
でもそれ以上にツライのは、アノ音。
水洗の音。ぜ――ったいに、聞こえてます。
だって始め、アノ音で、相手の声が聞こえなかったのですから。

なんであの時、ワタクシはWCに行ってしまったんだろう。
なんでよりにもよって、娘1が電話に出ちゃったんだろう。
なんでドアを、ぴたっと閉めてから話さなかったんだろう。
なんで世の中に、子機なんてもんが存在するんだろう。

話が終わり、受話器を見つめ、床にへたり込むワタクシ……
それはさながら、恋人の死を伝えられたサスペンスドラマの1シーン。

「パパ、何だって?」
「……パパじゃ……なかった……」
「ふ〜ん。パパの声にそっくりだったのに―。」

全然そっくりじゃないっ!
だいたいやっぱり、君から始まった。
なのにいいな、君は。「…のに―。」で済むことができて。

帰宅したダンナさんにこのことを話すと
「かっこわる―。」
君もシアワセだね。「…る―。」で終わりにできて。

こうして物事を、ひとつずつひとつずつ引きずりながら、
年をとってゆくのね………


<タワゴト短歌>

信じてねこんな私も“オンナ”なの“オンナ”に見える?見えると言えよ―――っ!


今日のピックアップ: これがそのタカラジェンヌOGのスケジュールコーナーです…

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2002/06/25

★みなさん!ちょっとお付き合いクダサイ!

なんだか目が疲れると思っていたら、それは前回の日記でした。
あずき色と抹茶色という宇治金時のような色使い、
そこに時折ちらほらする紫。
だいたい、字が小さすぎます。
おそらくご覧になられた方も
“目がしょぼしょぼする”“頭が痛くなってきたような…”と
体の不調を感じられたかもしれません。
それは私のせいです。申し訳ありません。

しかし、色を付けたりフォントを変えたりすることを
“面倒くさい!”と思うズボラの私が一生懸命作りました。
これを何かに役立てないものか……?

――役立てましょう!

では皆さん、前回(6月23日)のページを開いてみてください。
現在これをお家で読んでくださっている方も、会社で…の方も。
もちろんAll Aboutスタッフも、さぁ、ごいっしょに!

まず、大き――く1歩、後ろに下がってみてください。
後ろにある障害物に気を付けて。

下がりましたか?
では、大きく深呼吸。キモチいいですねぇ〜

それでは、右手を肩のラインまで上げてみてください。
肩の力を抜いて〜〜手先は伸ばして〜〜
手はまっすぐ〜〜だけど肩は上げない〜〜

今度は、肘から先をぐ〜っと顔の方に曲げて、
伸ばした指先を額へ。
はい、おまわりさんの敬礼っ!

そのまま右手を、指先を伸ばしたまま、左鼻の横に、縦に持ってきてください。
ウインクしながら、はい、「うっふ〜ん★」

次に、右手人差し指と中指で、おでこをちょんちょんと叩いてみてください。
できればその時、左手で、腰を抱え込むように。
はい、古畑任三郎のポーズ。

さぁ、右手を軽くあごの下に。
ロダンの考える人。

ここまでいいですか?

ちょっと休憩。
体を楽〜にして……
肩なんか、回しちゃいましょう。

次は、右の手のひらで右目を隠しましょう。

その場所から、黒字&あずき色が読めたら、
アナタの左目の視力は0.8以上。
抹茶色も読めたら、1.0以上。

その要領で、右目も計ってみてください。

はい、役に立ちましたね。

お疲れ様でした。


<タワゴト短歌>

世の中に無駄なものなどありゃしないそう思い込み今日も生き抜け!



先日(6月10日)負傷した左手の甲、なかなか痛みが取れないので、
今日やっとお医者さんに行きました。
靭帯が伸びてしまっていました……
だから今の私は「ロダンの考える人」ができません……

今日のピックアップ: 

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2002/06/23

★皆様からのご感想のご紹介&質問にお答えします!

今まではメルマガでご紹介していた、この日記の皆様からのご感想やご質問のほ〜んの一部を
こちらでご紹介いたします。

6月14日〜6月21日にいただいたご感想&ご質問


【Mさんより】<6月13日★――対決――>へ

仲の良いご夫婦ですね!私は昨日に引き続き怒っています。大体美容院へ行ったくらいでは夫に意見をもとめたりしません。不愉快な思いをしたくないからです。結婚式の時から離婚願望がはじまりました。それから、ずーっと17年たった今でもそれは変わりません。(中略!)星子さんは離婚したいなどと思ったことはないのですか?(ちなみにMさんは前日にも「まったくなんで結婚なんかしてしまったんだろう!」という書き出しでご感想を下さいました……)

あの、えぇっと…ですから……ウチが仲が良いかど―かなんてわかりませんし(バトルだってありますし)そんなことど―でもいいんですが、だから…17年も我慢、あっ間違えました…17年連れ添ったわけですから、その中にはいいことも多少、あっ…もとい! たくさ―んあったはずですから、どうか離婚願望は静め、どうかおシアワセに。お願いいたします! 汗・・・

【宝塚アン奥井店長さん(ここだけ実名?)より】
ショッピング倶楽部こみやまさんの日記
で開催されている“卵に何かを立てるコンテスト”について


込山さんから、日記で指名を受けたので、卵を注文してしまいました(涙)こうなれば、桜木さん、勝負しましょう!(笑)込山さんも、桜木さんの参加表明を待っているみたいですよ!!(^^)奥井力也、28歳!がんばります!(^o^)丿 PS.あの卵屋さん、大の宝塚ファンで、いつもうちの事務所に遊びに来ます(笑)ちなみに、卵屋さんは、大和悠河さんのファンです(笑)

私も卵に〇カ〇〇の〇〇〇を立て、すでにこみやまさんに送ってあります。こーゆうことに、このワタクシが参加しないわけないじゃないですか! ただし、賞味期限間際の卵を使いましたが…。大和悠河さんのファンの「卵の庄」さんにどーぞよろしく! 宝塚ファンの皆様も、コンテストに参加してみませんか?

【Rさんより】

いつ拝見しても楽しくって、幸せにさせて頂いてマス。そういえば・・・ジェンヌだった頃の夢って見ることありますか?

タカラジェンヌだった頃の夢、一ヶ月に一度は見ます。しかもストーリーは決まっています。「早替りが間に合わなくて出遅れした」「舞台の上でセリフが出てこない」「開演5分前なのに化粧が出来ていない」などなど。ちなみに私は、出遅れしたことは一度もないし、出てこないほどセリフをもらったことはないし、せっかちなので誰よりも早く化粧を済ませていた……。ナゼなんでしょう。ナゼこんな冷や汗だらけの夢ばかり? もっと素敵な夢を見たいものです。

【Tさんより】<6月19日★また!現場検証だぁ〜!>で紹介した山崎優佳子さんウォール真木さんの6月18日の日記について

思いっきり笑ってしまいますよね、あの数々の読み間違い。私も結構ありますよ。最近では金曜日のテレビ欄で「中居正弘の金スマ」を「中居正弘の金タ○」と読んでしまって「なんていう番組?!」ってびっくりしました。また私の大好きな香港スター「レスリー・チャン」主演の「金玉満堂」を電話で友達に言うときに「キン○ママンドウ」って言って怒られました。今見ているドラマ『眠れぬ夜を抱いて』を『眠れぬ夜は抱いて』と読んだ人の話に、私もそう思ったわと頷いてしまいました。娘からは「いい加減、下ネタから離れなさい」と言われてしまってます。

Tさん、パワー全開モリモリですね! こーゆうことを人に話すと、人はたいがい「欲求不満なんじゃないの〜?」と、冷ややかな目で返すもんです。私はそ―じゃないと言いたいですね。頭の回転が速い、ユーモアセンスがあると思いたいです。ただ、話す相手は限定しましょう。私? エブリタイムカモンカモン♪よ!

【Kさんより】

これの日記が創作ではなくって日常だなんて。当事者じゃなければなんて楽しい。(ごめんなさい)

当事者は……つらい、苦しい、たまんないイバラの日々です。しかし、皆さんが楽しんでいただけるのでしたら、私は道化師となり、または十字架を背負い、イバラの日々を暴露することに徹底いたしましょう。ふぅ………

【Yさんより】
<6月21日★ボロ雑巾のような日々>へ

スガシカオというと...うちの次女はお雛サマの歌をいつも「お内裏さーまとお雛さまー、ふーたりならんでスガシカオ〜」と歌っていました...。思い出すたびに笑ってしまう...

最高です。上手すぎます。邪悪な計算のない子供の心は、素晴らしいです。以前娘1に、発音しにくい言葉をわざと言わせ、楽しんで(私が)いたのですが、京都の地名“四条河原町”を“しじゅうからまわり”と言ってくれました。その時私は「負けた…」と思いました。そして「始終空回りしてんのは、アンタだろーが!」と思いました。



皆様、どうもありがとうございました。今回ご紹介できなかった皆様も、ありがとうございました。

こうしてご感想をいただけると、少々冷たい視線をダンナさんから浴びせられても、書いている意味があるというもんです。(最近のダンナさん「日記を読む」ではなく「日記をチェックする……」という表現方法に変わりました。家族ネタ、とりわけ“ダンナさんネタ”が減った時は、星子サンをちょっと心配してみてクダサイ。)

今後ともど―ぞよろしく!


今日のピックアップ: 

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2002/06/22

★アナタに惹かれています

家族の中で一番遅くに寝るのは私。寝室に入り、他3名の寝姿を見てギョッ!
壁に張り付き、しばしフリーズしてしまいます。
ナゼ、こんな状態で寝ていられるのか……

寝相が悪い――これはもうわかりきったことです。
180度回転していらっしゃる方、布団ではなく畳に寝ていらっしゃる方、
エビ反りになっていらっしゃる方、親亀の上に乗っかっている小亀……

私が信じられないのは、誰一人として、布団をかけていないことです。
もう夏ですが、まだ熱帯夜というほどでもなく、
窓を開けていると、夜中の3時頃は結構涼しい。
なのに娘1なんか、うっすらと汗ばんでいます。

そんなに今夜は暑いのかしら…?と、布団をかけずに寝てみると、
すぐに目が覚めます。寒くて寒くて眠れません。
結局私は、首まですっぽりと布団をかけ直します。

この3名の体の構造はオカシイ。
霊長類・ヒト科ではないのかもしれない。
つまり人間ではない。
やはり妖怪人間べム・べラ・ベロだったのだ。
それならすべての行動・言動のつじつまが合う……

妖怪人間――
実は、数年前から『妖怪人間べム』に惹かれています。
レンタルビデオ屋さんに行く度「借りて、見たい…」と思うのですが、
いっしょに見てくれる人は我が家にはいないでしょうから、その衝動を押さえています。
一人で…? それは怖い……
子供の頃の“とにかく怖くてたまらなかった”という思い出が、トラウマ化しているので。

勇気をふり絞り『妖怪人間べム』についてほんのちょっと調べてみました。
そして…子供の頃の恐怖が、あまりにも大きな勘違いを生んでいたことに気づき、
べム・べラ・ベロの御三方にお詫びを申し上げなければなりません。

●御三方は家族ではなかった。
●人間を襲わず、人間を守るのが使命だと思っている。
●人間になりたいと常に思っている。

つまり、お三方は“悪者”ではなく“正義の味方”だったのです。
この場をお借りして、御三方に深く深く陳謝いたします。

不肖の身ゆえ、ご無礼の数々、どうかお許しくださいませ

もう一つ不思議な偶然を知りました。
放映開始日の10月7日は私の誕生日、終了日の3月31日は娘1の誕生日。
この偶然を“尽きぬ えにし”と呼ばずして、何と呼べばよいのでしょう?
あぁ……胸がきゅ〜んと痛くなってきました。

さらにもう一つ。
6月18日のW杯、日本vsトルコ戦のレフリーのコリーナ(?)さん。
誰かに似てる…誰かに似てる…とここ数日ずーっと思い悩んでいました。
やっとわかりました。


――べムでした――

これで重い胸のつかえが取れました。

ありがとう、べム

今日のピックアップ: 妖怪人間ベム

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2002/06/21

★ボロ雑巾のような日々

眠い。眠い。眠い。
ここ数日、4時間睡眠が続いていてつらいんです。
4時間も寝ればいい方? 
アナタ、人それぞれ、体の事情ってもんがあるんですよ。
髪の毛が上がり気味とか、足の親指がやたら長いとか、
おへそがなぜか臭いとか………
あっ…これはすべてダンナさんの事情でして……
私は“低血圧アンド貧血気味の女”なので、最低でも6時間は寝ないと、
使いもんにならない人になってしまうんです。
だから、ボロボロなんです……

あぁそれなのにそれなのに、ここのところやたら、
やらなくてはいけない事柄がドカーンと多く、
例えば……
夏休みの旅行の計画をいい加減に決めないといけないとか、
お中元を考えなくちゃとか、母の一周忌だ……とか。
そしてもちろん、ガイドさんの役目。
幼稚園のお母さん方の卓球大会がもうすぐあるからと、
銀行でもらったウチワをラケット代わりにして練習している場合じゃありません!

あの娘たちがもー少し、あーでなければ、私もずいぶん助かるのですが……
とにかく娘が幼稚園から帰ってくると、何もできません。

娘1「ママぁ、アタシのちびまるちゃん、どこ行ったぁ?」
知らん。“ちびまる”なんか。無視してユーザーの方からのメールのお返事を書く。
娘1「ねぇっ! 探してよぉ〜!」
ヤダ。“ちびまる”捜索には協力したくない。
娘1「聞いてんの! 探してくれないんだったら、ママのこと嫌いになるからね!」
おお恐ろしや。皆さん聞きましたぁ? これはあきらかに脅迫ですね。
娘1「ママってばぁ〜! 早く探しなさい―――!」

……うるさい……
なんで私が探さなくてはならないのですか?
えっ? おぉ――ちょっと待ったぁ!
第三者の私が、干しぶどうぐらい小さな“ちびまる”を、
こうして這いつくばって探しているというのに、
なぜにアナタは別のオモチャで遊び始めているんですかぁ?
そーゆう態度が気に食わないんです!

自分のオモチャぐらい自分で管理しろ―――!

娘2「ママぁ! う●ち!」
どうぞご勝手に。トイレはあちらです。メールのお返事の続き、続き……
娘2「ママぁ、う●ち出たぁ!」
事前も事後も報告は無用です。自然の摂理に従った…それだけのことですから。
娘2「ママぁ、今日のう●ち、ワニみたい!」
それはようございましたわね。ワニのような形状のう●ちが出て。
娘2「ママぁ、お尻、拭くの?」
あったりまえでしょーが! 拭いて拭いて拭きまくれ―!
娘2「ママぁ、拭いてぇ!」

……ったくもう……
アナタはもう3才。なぜに私がトイレに向かわねばならないの?
しかも、清く正しく美し〜い宝塚ファンの方へのお返事を書いている最中に。
そして“う●ち”を連呼しないで下さい。
メールのお返事に“う●ち”と書いてしまうではないですか!

自分のお尻ぐらい自分で管理しろ―――!

毎日こんな状態です。これの繰り返しです。
みんな、協力してクダサイ。お願いです。
どんどん機嫌が悪くなりますよ。最悪ですよ。
それでもいいのか――っ!

人参の皮をむきながらも、いろんなことを考えている険しい顔の私に
「どーしたの?」と聞き、
「物事を考え中!」と答えても、
「スガシカオの新曲、いいよなぁ〜」と、何度も聞くダンナさんへ――

わかりました。わかりましたって。私も好きです。
あのベースのチョッパーがジャカジャカのアレンジ、
アナタ好みだってことも気づいています。
でも、今の私の脳細胞、目一杯なんです。
スガシカオさんが入り込む余地はないんです。

勘弁してクダサイ…

今日のピックアップ: 

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2002/06/20

★『●●』から解き放された安堵

先週はダンナさんと私が髪をカットし、
【つくしんぼう】と【オバサンorお婆さん】になりましたが、
今日は娘2人が【アフガンハウンド】と【きのこ】になりました。

今まではダンナさんか私が家でカット(しかも料理バサミで)していたのですが、
今日は幼稚園児のカットモデルを募集していた美容院に行きました。
モデル…といっても、まさか雑誌などに載るのではありません。
見習いの美容師さんのお勉強材料になるわけです。
つまり、無料。
“無料”とか“格安”とか“〇割引き”に弱い私。
どんな髪形になったって構やしない!
私たちがするより、上手いことは確かです。
そして私は大満足しました。

【きのこ】になったのは娘2。
今までは中途半端なワカメちゃん。
少しクセ毛だったせいもあり、いつもぼーぼー頭でした。
それがすっきりさっぱり。
おそらく美容師さんはショートボブを目指していたと思われますが、
どう見ても【きのこ】です。
ひまわりの種を隠し持っているハムスターのようなホッペのふくらみが
さらに強調されてしまい、お世辞にも「似合ってるよ!」とは言えませんが、
3才児に向かって「似合わない!」「変!」という人もオネーちゃん以外にはいませんし、
なんとか【きのこ】で、しばらくいきましょう!
周囲はすぐに……慣れます。

【アフガンハウンド】になったのは娘1。
肩に付くぐらいのワンレングスってゆう感じです。
母としては、アゴぐらいまで短くし、南田洋子さんになってもらいたかったのですが、
(その方がしばらくカットしなくて済む)短くするのは嫌と本人が断固拒否。
“こーゆう髪型にしたい!”なんてことは、自分でシャンプーができたりと、
自分で自分の髪を管理できるようになってから言っていただきたいもんです。

でも……【アフガンハウンド】になってくれて母はうれしい。
これで朝の忙しい時間に、ゴムで結わえたりしなくてすみますから。
カチューシャかピン止めでOKでしょう。
本人も「髪の毛で、首が苦しい〜!」と、
わけのわからないことを夜中に叫ぶこともないでしょう。

だってそれまでは……●●でしたから。
前髪も伸ばし、背中までの長さ。
だから怖いんです……夜中が……

アノ人、夜中に急に寝ぼけてむくっと起き上がるのです。
そして、ハイハイするように私の枕元の方へ……
それはさながら、あの恐怖映画のワンシーンのよう。
これが、お腹を痛めて生んだ我が子とわかっていても、怖かった……
前にバサっと落ちた長い髪の隙間から、ちらっと覗く白い顔が、
暗闇の中にぽっかりと浮かび上がり……

や、やめて…… こ、来ないでぇ……
あっ……だ、誰か、た、助けて……

お願い……呪い殺さないで……


ぎ、ぎゃ――――っ!




貞子―――――――――!!!


――もう貞子はいません。
今夜から、ぐっすり眠れそうです。


<タワゴト短歌>

『リング』を見夜中にトイレ行けぬ日々ダンナ起こした妊娠時代


妊婦があんなの見るなよ!……もしかして。あの時『リング』を見ちゃったから。
貞子は娘1に……? や、やめましょう。


今日のピックアップ: 

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2002/06/19

★また!現場検証だぁ〜!

あ――もう大変です! とっちらかっております!
今日は日記にコレを掘り下げて書くぞ!と決めていたのに……

まず――
日本、よく頑張った! 泣きました!
サッカーに全く興味のなかった私を、こんなにドキドキワクワクさせてくれて
本当にありがとー! 夢を見させてもらったよ。

それから――
山崎優佳子さんの6月18日の日記ウォール真木さんの6月18日の日記を拝見し、
俄然うれしくなりました。
こーゆう読み間違いをする人、私ダイスキですし、
それをこのような場所で告白してしまう人は、もっと好きです。
私もお二人を師と仰ぎガンバリマス!

もういっちょ!
こみやまさんの6月18日の日記を拝見し、お願いがございます。
できることなら次回から、商品ではなく、
アレやらコレやらを着用したこみやまさん自体にモザイクをかけて欲しいのです。
もちろんモザイクなしでもOKです。
私は……広い心で受け付けます。マネはしませんが。
(私はいつもセシールです。)

それでですねぇ、大変な事件がまた!あったのです。
しかも2件!

まず1件目
サッカーの興奮&脱力感もまだ覚めやらぬ夕刻、ニュースでビル火災の報道が。
なんと!実家のすぐ近所。
あわてて父に電話しました。
「なんだかさっきから、サイレンがうるさいんだよ。」
あぁ〜〜よかった。とりあえず無事でした。
でも、もう少し緊張感を持って生きてクダサイ。

さぁ2件目が大変!
娘たちを寝かしつけ、さぁ、そろそろ日記を書くぞ!と布団の中から出たら、
斜め前に住んでいる叔母Sちゃんの声が……
「う、うちが燃えてる〜〜!」
息子(つまり私のいとこ)K君の「そんなんじゃ、消えないよ〜〜!」。
な、な、なんだぁ? もしかして火事ぃ?
PCの前にぼーっと座っていたダンナさんに
「Sちゃんちが火事だぁ〜〜〜!」と怒鳴り二人で外に出たら……
煙がもうもう。あきらかに火事!

さぁ、そこからみんなでバケツリレーです。
Sちゃんは電話を片手にパニくっています。
「どっちに電話したらいいの? 110番? 119番?」
K君「火はなんとか消せそうだから、110番!!!

むさ苦しいスネをケガしたばかりのダンナさんも、左手首負傷の私も頑張りました。
そして………なんとか消えました………
燃えていた場所は玄関脇の植え込み。どう見ても不審火

「現場検証があるから、お前らやたら触るんじゃねぇ!」と言う私の命令に従い、
「遅い……おまわり、遅い…。」と待つこと数分。
それからぞくぞく、15名ぐらいのおまわりさんが。
そして例のごとく、あれこれ聞かれる長〜〜〜い時間。

そうです! ついこの間も私はこんな体験を。
我が家に賊が押し入っての現場検証(5月4日 ザ・捕り物!)
なんで又? なんで又、私は関係しちゃうわけ? 

さて55才のSちゃん、次第にキレてきました。
おまわりさんに、やたら愛想が悪いです。
「Sちゃん、もう少し、にこやかに……」となだめても、
「だって、さっきから同じことばっかり、みんなが聞くんだもの。
 一度に説明するから、ずらーっと一列に並んで欲しいわよ!」
私の上をいく短気です。まぁ気持ちはわかるけど。

あっ、でもこれだけは言っておかなくちゃ。
「最後にね、鑑識に立ち会った証拠として写真撮らされるから、
 その時はニコって笑うんだよ。アナタだって、元タカラジェンヌのはしくれでしょ?」
ダメです。聞いちゃいません。完全に怒ってます。

気が付けば……男の人だらけの中に二人だけの女はパジャマ姿。
この二人が元タカラジェンヌだとは、誰も信じたくないでしょう。
Sちゃんはもういいとして、まだ女を捨ててはいない私、途中着替えに戻りました。

やっと開放され家に戻り、にわか探偵のダンナさんと私、
あーでもない、こーでもないと、推理が始まりました。
ダンナさんの推理に「なるほどね。そーかもしれないね。」と同調すると、
「俺はね、若い頃にたいがいのワルイことはやってきたからわかるんだよ」……
そんなにえらそうに言わないでクダサイ。

あぁ……疲れました……

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2002/06/17

★この子のお名前ナンデスカ?

今日買わされたぬいぐるみ。
かわいいでしょ?
もう少しで私の分も買ってしまうところでした。
ヤギではなくチワワらしいです。

「お名前付けた?」と聞くと

娘1あゆみ!」……

娘2とみこ!」……

っう―――――
ナゼなんだ。ナゼ、あゆみとみこなんだ?
まぁ、アナタたちのぬいぐるみだから、どんな名前でもいいんですけど、
あゆみとみこは、どーしても解せません。

メリーちゃんとかチャッピーとか、あいちゃん、みーちゃんとか……
そんなところかと母は思っていました。
あゆみとみこも、とても素敵なお名前です。
しかし、彼女たちの周囲に、あゆみとみこもいません。
だからこの名前を思いつくこと自体が不思議でたまらないのです。

「なんであゆみなの?」
娘1「あゆみって感じだから。」
ふぅ〜〜ん。
元々アナタの感性には付いてゆけないと気づいていましたが、
やっぱりこれからも付いてゆけないでしょう。

「なんでとみこなの?」
娘2「とみこだから。」
わかりません! あ――わかりません!
私もたいがい変な人だと自分で認識していますが、
母を超える……そんな恐怖さえ感じてしまいました。

このまま……ずーっとこのまま、変な大人になってもらいたいもんです。

そして……私にはこれから、試練が待ち受けています。
「ほら、このぬいぐるみ、片付けなさい!」でも言おうものなら、
絶対に怒られるとわかっています。
「ぬいぐるみじゃなく、あゆみと言いなさい!」と。
まだ今は、このぬいぐるみたちに向かって、
あゆみとみこと呼ぶ、心の準備ができていないのです。

ってゆーか、どっちがあゆみでどっちがとみこ
………わかりません………


<タワゴト短歌>

漢字では“あゆみ”は歩“とみこ”とは?やっぱり登美子?それとも富子?


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2002/06/16

★何でもありの父の日

今日は父の日。
これは娘1が折り紙を貼って作ったパパと
娘2がお絵かきしたパパ。
どちらも怖いですねぇ〜。
こみやまホノカ画伯が6月16日に披露した心霊写真と、どっこいどっこいですねぇ〜
(ホノカちゃん、ご、ごめんなさい…)

かわいそうだからフォローしときますが、
髪の毛はもっと濃いですし、頭にトサカはありません。
あんなおちょぼ口でも、口裂けでもありません。

つまり……何でもありってことですね。

父の日にお赤飯を食べるかどうか悩みましたが(5月15日(水)参照)やめにしました。
我が家で一応父と言われる人は仕事で遅いですし、それより売ってませんでした。
なので“父の日にはコレを食べる!”というものがあるのかどうか、
スーパーでリサーチしてみました。

「今日は父の日! 家族みんなで手巻き寿司!」
「いつもお疲れのお父さんに、うなぎはいかがですか?」
「みんなでお祝い! 焼肉パーティー!」

つまり……何でもありってことですね。

いろんなものに惹かれつつ、結局、つい10日前にも食べたばかりの
カレーライスにしました。
しかも子供用の甘口。父の日でも子供主体です。

藤原千秋さんの6月9日の日記を読んだ時、驚きで体が震えました。

「カレーの具でさえ二度同じ内容であったことはないと言います…。」

私なんか……翌日の昼食もカレー、そのまた翌日の昼食もカレー。
それでも余ったら、冷凍しちゃいます。具もいつもと同じです。
これって、どーなんでしょーか?
しばらく悩んでみようと思います。

ダンナさんのお父さんと私の父には、ささやかなプレゼントを渡しました。
ダンナさん? 私のお父さんではありませんし、それより、
“子供の日”にプレゼントしたい気分ですし。

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2002/06/15

★弁慶の泣き所はホントに痛いのか

ごめんなさーい。むさ苦しいスネで。
今日はなんとなく大変でした。

夕方、ダンナさんと娘1は、
川原に遊びに行きました。
帰ってきた姿が大変。
チノパンもスニーカーもソックスも血だらけ。
娘の自転車を担ぎながら川原の階段を上がったら、転んでぶつけたらしいのです。

ダンナさん曰く
「ジュースのように血が流れ出た…」。
………全くよくわかんない表現方法です。
ジュースは本来、勝手に流れ出るもんではありません。
ペットボトルに入っているジュースがこぼれるように…
とか言うならわかりますが、まさかそんなにドボドボと出たとは思えません。
そして何ゆえジュース?
よくよく聞くと「いつまでたってもポタポタと落ちてくる…」。
なら、そう言って下さい。

自転車のカゴに入っていた汚い雑巾を傷口に巻いて帰ってきたので
「誰か、ティッシュとかハンカチ貸してくれなかったの?」と聞くと
「犬の散歩をしている人たちも、見て見ぬ振り!」とお怒りのご様子。
悲しいご時世ですねぇ。
どちらかと言えばイカツイ顔をしておりますが、怖くはないので、
こんな時は、どーか優しい声をかけてやってクダサイマセ。

傷の幅は広くはないのですが、結構深い。
おまけに場所が“弁慶の泣き所”なので、相当痛いらしいです。
土曜日の午後で病院は閉まっているし、消毒をしてお薬を塗って包帯。
包帯巻くのも下手くそですねぇ。あぁーーイライラするぅ!
私がしますー!

おかしかったのが、娘1の慌てぶり。
よほどびっくりしたのでしょーね。
血をたくさん見ちゃったし、その時自分しかいなかったし。
さらに「アタシのせいで、パパはケガをした……」とションボリ。
実はすごーくデリケートなお子さんです。
そんなことないよ。心配すんな。かわいいね……

ん?……ちょ――っと待ったぁ!
今朝私が「ママ、左手がまだすごーく痛いの。」(6月10日参照)
と、お手伝いを頼んだ時、キミは何と言ったぁ?
「大丈夫だって! 平気平気! できるできる!」……
キミを抱っこして、ぐにっ…となってしまったんだよ。
どー違うのさ! なんでそんなに冷たいのさ!
湿布して包帯でもしたいけど、お炊事する度に取るのも面倒だから、
薬塗るだけで我慢しているというのに……。
子供から見ると、血がたくさん出るケガすごいケガということなのかな。
それとも……ママよりパパ?

ダンナさん「このケガで、仕事休めるかなぁ〜」……とニヤリ。
甘―――――い!
タカラジェンヌをご覧なさいっ!
鎖骨にヒビが入ったって、バリバリ踊っているわよ!

それに何ぃ? 階段を上がって転んだぁ?
階段の上で踊ったり、リフトしたりしている女子がいると言うのに……
ちと情けない……


<タワゴト短歌>

あのチノパン買ったばかりですでに穴それは悲しい財布も悲しい



でも読んで、どーにか強くなってクダサイ。

今日のピックアップ: 恐怖の「大階段」!

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2002/06/14

★こんな…W杯観戦日記

6月9日の日記以来、多くの皆さんに
“サッカーの正しい観戦方法”を
教えていただきました。例えば……
「一番イイ男を探し、その選手をひたすら追います」
……そ、そうなんですか。わかりました。実践します!

今日は私にとって二度目のサッカー観戦。
ダンナさんはお仕事でいません。
一人…は淋しいので、娘に見ようと誘いました。
「うん、いいよ。じゃ、旗、作らなくちゃ!」
作るのは勝手ですが、マジックでテーブルを汚さないで下さい。

近所に住んでいる私の叔母の家を覗くと、
早くも観戦準備が始まっています。
55才の叔母が……画用紙で旗を作っていました。
5才児と同じレベルの思考力に、ちょっと驚きました。
一応この人も、誰からも信じてもらえない元タカラジェンヌです……

食卓の上に、スーパーで買ったとみられる
「おつまみセット」が置いてあります。
鳥の唐揚げとか春巻きとか色んなお惣菜がセットになったもの。
叔母曰く「コレが今晩の夕食。今日ぐらい、コレでもいいでしょ?」

「いいなぁ……おつまみセットか……」
私の小さなつぶやきに、娘1が言いました。
「ママだって持ってるじゃない? お化粧セットとか包丁セットとか。」
あぁ……そーゆう意味じゃないんです。
ナントカ・セットが欲しいんじゃないんです。
夕飯の支度をしなくても許されることが、羨ましいんです。

それにしても、包丁セットって何ですかぁ?
人聞き悪いですねぇ。
だいたいこの日記を読んで下さっている方々は、私に不信感を抱いています。
そんな主婦? そんな母? そんな女ぁ〜?!
どうか皆さん、想像しないで下さい!
夜な夜な行灯の灯りの元、ニヤニヤ笑いながら包丁を研ぐ女の図を。
み、見たなぁ〜〜

さぁ! 愛する娘たちよ! いっしょに楽しもうじゃないか! 
3:30になり、テレビの前に座った大中小のウルサイ女3名。
5分後――娘2は座布団の上で眠ってしまいました……
17分後――「ママぁ、もう日本、勝ったぁ?」と言い始める娘1。
24分後――「ママぁ、つまんない…」と言い始める失礼な娘1。
30分後――「子供のテレビ(NHK総合)にしてぇ!」と言い始める我がままな娘1。
33分後――「替えるからね!」とチャンネルを替えやがった自己チューな娘1!

何でよぉー! アンタ、旗まで作ってノリノリだったじゃない?!
いつもこーなんだから。持続力のない人!

仕方なく私は、PCのTVでサッカー観戦。
ちっちゃな画面で見るW杯。
椅子にお行儀よく座って見るW杯。
時々メールの受信お知らせが入り、集中できないW杯。
一人で「うぉーー!」とか言うW杯。
一人で「私の好みは、〇番で決りっ!」とか言うW杯。
一人で、画用紙の旗を振るW杯。
一人で………

こんなはずじゃ……なかった……


<タワゴト短歌>

勝ったのに純な心に風が吹くふざけた家族いなきゃ淋しい


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2002/06/13

★――対決――

今日は娘1&娘2の検便・検尿提出日。
こりゃまた朝から大騒ぎです。
二人分ですし、チビたちは自分ではできないし。
まず……

…えっ……そんな話聞きたくない?
…だってこれからご飯……? なら、
「紙コップでオ〇ッコを受ける時、手にひっかけられた……」とか
「私の子供の頃はマッチ箱でしたねぇ〜。お箸でつまんで……」とか
「マッチ箱に、どのくらい入れたらいいか、毎回悩みました……」
なんて話はやめておきます。
本当は突き詰めて語りたいんですけど。

では――ビューティフル〜♪な話題。
今日、久々に美容院に行きました。
出来上がったスタイルは、自由が丘辺りをウインドーショッピングする奥様風。
まったく“私”ではありません。あまりにも落ち着いています。
でも、落ち着きのない中身が少しでもカバーできるかもしれないし、
足が地についた人生を送れそうな気さえしてきました。
だから、これはこれでよし!としよう。
こんな“私”もたまにはいいかも。

と……自分ではまぁまぁ満足したわけですが、
“とんでもない3名の家族たち”の発言が待っております。

<娘1――>

幼稚園から帰り私の姿を見るなり、
「ママ、髪の毛切ったの? …オバサンみたいぃ〜!」
気持ちがいいぐらい、予想通りです。
さすが貴女は裏切らない。だけど……
貴女がお年頃になり、流行だからと言って妙な格好をしたら、
「そんな格好はやめなさい!」ではなく、こう言ってやりましょう。
「えぇっ? ナニそれ〜! 変〜! あっ、でもまさかそれで、
 家の外には出ないよねぇ〜。カレシに会ったりしないもんねぇ〜。
 あぁ…ごめん…笑わせて……だってものすごーく変だもん……」と、
お腹を叩いて笑ってやりましょう。

<娘2――>

娘1とは違い、まだまだ俗世間に揉まれていない分、心は清らかです。
私は娘2を抱きしめ訴えました。
「ねぇ、聞いて〜。おねーちゃんが、ママのこと、オバサンみたいって言うの。
 ママ、オバサンみたい?」
「ううん! ママ、オバサンじゃないよ。ママは、お婆さんだもんね!」
……………
オバサンとお婆さん。
こんなにニッコリして言われると、どちらがマシなのかわからなくなってきました。
貴女だけが、貴女だけが心のよりどころだったと言うのにー!
た、た、た、立ち直れません……

<さて――“しんがり”>

妻 「ねぇ、どう?」
夫 「いいじゃん。」(ニタニタしている)
妻 「でも、笑ってる…」
夫 「いや、似合ってるよ。」(ニタニタして目を反らす)
妻 「チビたちは¢*§▲□¥って言ったのよ。」
夫 「そんなことないよ。似合ってる。」(ニタニタして別の部屋に行く)
妻 「ねぇ、ちゃんと見て! 本当?」
夫 「うん。いいよ、いい。」(ニタニタして着替え始める)

なんかおかしい……。
そっか……。下手に口出ししたら、日記にボロクソ書かれることを恐れてるな。

それとも、一昨日、散髪から帰ってきた時、
「アナタは<つくしんぼう>ですか……?」と私に言われたことですごく傷つき、
“髪の毛のことをとやかく言ってはいけない…虚しいだけだから…”と、痛感し、
“夫婦でお互いのことを、さげすみ合うのはやめよう…”と改心したのかな?

妻 「日記に書かれるから、本当のこと言わないんでしょ?」
夫 「違うよ。ホント、似合ってるって。今までの中で一番似合ってる。
   だって今までのはみんな……ヒドかったもん。」………

――敵はこう来たか――

今日のピックアップ: ヒドい髪の毛にならないために【内田裕之さんのヘアスタイル・ヘアサロン】  

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2002/06/12

★どーにかしてクダサイ

梅雨入りですか?

この時期になると
「私はね、北海道の人に生まれたかったの…」と思い
冬になると
「いやいや、沖縄の人がイイのよね!」と思い
夏に戻ると
「やっぱり北海道が一番よねぇ〜」と思います。
だから今からしばらくは“北海道の人に憧れる人”ということで、
ひとつよろしくお願いいたします。

お父さんとかお兄ちゃんとかオネーちゃんにはさほど関係ないでしょーが、
ほとんどのお母さんは梅雨がキライです。

まず――買い物ね。
傘をさして、スーパーの袋を持って……
その時、絶対買わなくてはいけないリストの中に、
サラダ油とキャベツと牛乳と洗剤とインスタントコーヒーがあったら、
指、ちぎれちゃうのよね。
もし! お米をどーしても買わなくてはならなかったら、
びしょ濡れ覚悟で、ママチャリをこぐしかないのよね。
あの<もじもじ君+ムササビ=てるてる坊主>(5月17日(金)参照)
にならなくてはいけないのよね……

えっ? ナニ? 車で行く……?
……そーゆう方は今のは読まなかったことにして、次から新たな心で読んで下さい。

まず――洗濯ね。
洗濯ができない&なかなか乾かない!
お天気に関係なく、洗濯物は毎日山ほどあるわけよね。
一旦干しても、取り込んだり、また干したり……の、
“洗濯物ごとき”に振り回される人生は嫌なのよね。
「今日はイケルだろう!」とシーツとか大きなものを洗濯した日に限って
昼過ぎからポツポツ……私、悲しくなるのよね。

えっ? ナニ? 乾燥機がある……?
……そーゆう方は今のは読まなかったことにして、次から新たな心で読んで下さい。

まず――子供ね。
幼稚園から帰っても「公園に行きたい〜」とほざく奴がいて、
その度に「貴女の目に、外に降るあのたくさんの雨粒は見えませんか?」と
イチイチ説得するのがウっザーイのよね。
仕方なく家の中で遊ばせると、賊が押し入って、家中を物色したような
とんでもない状態になるのよね。
それを「ゴルラァ〜〜片付けねぇーと、捨ててやるぞー!」とまで言って、
片付けさすのが、これまた一苦労なのね。

えっ? ナニ? 宅の子供は、家の中でもおとなしく遊びますわ……?
……そーゆう方は今のは読まなかったことにして、次から新たな心で読んで下さい。

まず――

………もうないです。
雨が降ると……“あのスーツが着れないし”とか“あのヒールが履けないし”とか
“せっかくのブローが…”なんてことは、私には関係ありませんし。
強いて言えば…ジーンズの裾が濡れるのが嫌…ぐらいでしょうか…?


<タワゴト短歌>

ダンナさん洗車をすると雨が降る妻は隠れてクククと笑う


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2002/06/11

★ささやかなシアワセ&パルナス

最近の私の一番お気に入りの時間――それは、ひとりで食べる昼食タイムです。
4月から娘2が幼稚園に入ってくれたので、ひとりなの。
ひとりよ。私ひとりだけ。
他には誰もいないのがひとり。
うるさい面々がいないのがひとり。

ようこそ!ひとり〜!!!

以前は「下の子も幼稚園に上がったら、ランチでも食べに行こうかしら?」
なんて思っていました。
主婦だって、そんなささやかな贅沢、たまにはしてもいいでしょ?
ところが、今はそんな気持ちは失せました。

朝食は食べないので、11時頃に朝昼兼用。
食べるものは、前日の残り物とか、お弁当の残り物とか、麺類。
要は、何を食べるかはど――――でもいいんです。
食べる時のシュテュエーションが、オイシサを生むの。

子供が見ていないから――
肘を付いて食べようが、あぐらをかいて食べようが、お構いなしです。
新聞を読みながら、チラシを見ながら…何でもあり。
チャンネルをパチパチ替えても、消しても、
「ちょっとぉ! ニュースじゃなくて、クレヨンしんちゃん!」とか
「えっ! 何で今、消すわけ?! 何で今!」とかクレームは出ません。
食べきれなかったら(そんなことは滅多にありませんが)堂々と残せます。
「ふぅ〜〜お腹、ぱんぱん〜〜」とゴロリ。全然OK。
テーブルの上にお皿を残したまま「ちょっとだけ、10分だけ仮眠」。
誰も見ていません。

今日の昼食は、昨晩の残り物の天ぷらで、天ぷらうどん。
七味唐辛子をたっぷりかけ、
汗を流しながら食べる天ぷらうどんのオイシイこと!

これが今一番の、私のささやかなシアワセ。


<タワゴト短歌>

ラーメンを器に入れず鍋のまま食べる美味しさ姿はオヤジ



一昨日の「ロシアとくればパルナス」に対して、たくさんのご感想をいただきました。
中でもとて〜も多かったのが「パルナスの唄」に関して。
みんな結構、パルナス好きなのね。
この唄、関西方面限定のパルナスというお菓子屋さんのCMソングなのですが、
ご存知の方には懐かし〜い代物です。
中村メイコさんとボニージャックスさんが歌っていらしたのにビツクリ!

歌詞や詳細を教えて下さった大勢の皆さん、どうもありがとう!
一日中、私は歌い続けています。

Y子さんが教えて下さった
「パルナス思い出の館」から飛んだココでは映像も見られます。
アノ頃子供(?)だった関西人の方、どーぞ!

TOP>昭和思い出博物館>懐かしのCMソングセレクション>
NEXTを2回>パルナス―1 パルナス―2

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2002/06/10

★ダイングメッセージ

左手負傷。原因は――
寝相の悪い娘1。畳の上で寝ていたから、布団の上に戻そうと、
抱っこしたのはいいが、ぐにっ…と曲げてしまった。
かすみ草のような私の手に、19キロは重過ぎた。
痛い。雑巾なんてしばらく絞れない。

今回は娘1が悪いのではないけれど、
もう少し小さい時の娘1に、何度襲撃を受けたことか…

◆鼻の穴に指を突っ込まれ、鼻血が止まらなくなった。
◆頭突きをされて、差し歯がぐらぐらになり歯ぐきから血が出た。
◆寝ている最中に足で目を蹴られ、お岩さんのような顔にされた。
◆娘2のオムツを替えている時、テーブルの上から腰の上にジャンプされ、
 尾てい骨にヒビが入った。

この他にも打撲、捻挫、流血、脳震盪一歩手前と、
私はまさに体を張って“死”と隣り合わせで育児をしてきた。
ダンナさんが出かける時、
「仕事から帰った時、もし私が倒れていたら、奴が原因と思ってね。」
と、真剣に訴えていたもんだ。

――血文字で書かれたダイングメッセージ――

      奴にヤラレタ

5歳にもなれば、だいぶ少女らしくなった。
折り紙やお絵描きをしている姿は、よそ様のお嬢様と変わらない。
それでもやっぱり違う。
両家のおじいちゃんおばあちゃんは、
「……うちの家系に、こんなのは、いない……」と責任転嫁をする。
「会いたいんだけど、疲れるしなぁ〜」とまで言う。

本人は「アタシは、おとなしくしていると疲れるの」と言う。
たぶん彼女の前世はサメなんだろう。
常に動いていないと死んでしまうというか。
まぁ、これも彼女の素敵なところと認めてあげよう。

ただ、誰かに被害があっては困る。
幼稚園に入園する時、第三者に対する損害賠償の付いた保険に入れた。
お友達にケガをさせてしまった時や、お家に遊びに行って花瓶を割っちゃった…
という時のために。
(今までに、そんなことが一度もないのは不思議でたまらない。)
その時私は、保険のおばちゃんに迷わず聞いた。
「第三者というのは、私も含まれますか?」
長………い沈黙の後「それは、無理です。」と冷ややかにかわされた。

私は今でも探している。
母親にも損害賠償のおりる保険を。

暑くて寝相が悪くなるこれからの時期、不安で不安で
ぐっすりと眠れないんです。
明日の朝、私は目覚めることができるのだろうかと……



<タワゴト短歌>

毎日がエキサイティング・デンジャラス彼女の辞書に“おだやか”はない


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2002/06/09

ロシアとくればパルナス

子供を寝かせ、さぁ、日記でも書こうと思ったら、
家の外から「ワァー!」とか「よっしゃ〜!」とかの大声が聞こえてくる。
そうだ! 日本 VS ロシアだ……

実はサッカーには全く興味はなく、ちゃんと見たこともないのだが、
ご近所の歓声につられ、なんだかテレビを付けた。
仕事から帰ってきたダンナさん
「どーしたの? サッカーなんか見て…」
フーリガンを知らないぐらいの人ですから(私もしつこい)
ダンナさんも私と同じ口。
なのに、二人で見入ってしまった。

サッカーオンチの二人。
「みんな、若いねぇ〜」「よくあれだけ走れるよねぇ〜」
「首、むち打ちしないのかなぁ〜」「顔、蹴られたら、へこむよなぁ〜」……
爺さんと婆さんのようなやり取りと、妙な会話が淡々と続く。

妻「あの、背番号17番の人が顔に付けてる黒いやつ、ナニ?」
夫「さぁ…なんだろうねぇ。SMみたいだな…」
妻「……ってゆーより…顔痩せ器具に使えそうだよね。」

妻「先制ゴールを入れた稲本っていう人、誰かに似てる……」
夫「あぁ『教師びんびん』に出てた人にだろ?」
妻「全然違うっ! 二時間サスペンスの、鑑識がテーマので……
  あぁ〜わからない、名前……。ねぇ、誰だっけ?」
夫「……わからん。」
妻「だよね。」

妻「ええっ?! この人、稲本潤一ってゆーの?!
  いっしょじゃん、名前! クリスマスキャロルの〜の人と!」
夫「それは……稲垣潤一。」
妻「あっそっか…。」

妻「ねぇ、もしもよ。同じ色のユニフォームだったらどーすんの?
  どっちが敵か見方かわかんないじゃない?」
夫「……さぁ、知んない。」
妻「アンタが知ってるわけ、ないよね。」

妻「ロシア……。ねぇ、パルナスの唄ってあったよねぇ。」
夫「あぁ、あった、あった。お菓子の唄ね。モスクワ〜の……どんなだっけ?」

―――歌いだすが思い出せない夫婦――

妻「生田智子ちゃん、昔、ミュージカルに出てて、観に行ったなぁ。
  相変わらず、かわいいよねぇ〜」
夫「誰? それ…」
妻「……えっ……ゴンの奥さんだけど……」


そして結局、ダンナさんの「誰? それ?」で終わった初のサッカー観戦。
そして相手には言わないが「結構おもしろいじゃん!」と思い始めた夫婦。

日本選手の皆さん! おめでとー!


<タワゴト短歌>
小野選手一休さんにソックリだだけどヘディング滑らないのか?



追伸 パルナスの唄の歌詞をご存知の方、どうか教えてクダサイ!
   全国放送かどうかはわかりませんが、関西では昔確かに流れていた
   パルナスというお菓子屋さんのCMです!

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2002/06/08

フーリガンってナニ? Part2

「フーリガンって、何?」とダンナさんに聞かれ、
脳天からウサギと鳩を出してしまった私ですが(5月31日参照)
今日、もっとトンデモナイことを聞かれました。

………言えません。ナニを聞かれたかは言えません。
それをここで明かしてしまったなら、彼はあまりにもかわいそうです。
彼の親友トミさんも、これを読んでいます。
「アイツは…そんな奴だったのか……」トミさんは嘆き悲しむでしょうね。
トミさんとダンナさんの友情のためにも、言ってはならないのです。

悪い人ではないんです。
だから…私の中でこの件は葬り去りましょう。

話題を変えます。

それにしても――
サスペンス系ドラマのタイトルは、ナゼあんなに長いのでしょうか?

◆過去のある男と女が陰謀の渦に巻き込まれる! 
 果たして二人が知ったものとは? 
 舞台は東京から黄昏のベルリンへ

◆京都一条戻り橋。般若の面に隠された愛憎の黒い糸とは? 
 舞妓探偵、都大路を駆け回る! 
 例え世間は許しても、この雛菊は許しまへんえぇ〜

◆ホームヘルパーは見た! 
 華道家元豪邸で繰り広げられる遺産相続の渦。
 時価一億円のダイヤは誰の手に? 本妻か?愛人か? それとも...?

まぁ、これでストーリーがどんなものかわかってしまいますね。
やっぱりその方が、視聴者はうれしいのでしょうか?
「よっしゃ! 見てみよう!」という気になるのでしょうか?
なら、この日記もそうでしょうか?
(と……昨日からタイトルを付け始めた私が言うのもナンですが。)

試しに、今日の日記のタイトルを、こんな風に作ってみました。

◆結婚6年目の平凡な夫婦に襲い掛かる悲劇!
 「千と千尋の神隠し」って何?と聞いた夫が突然消えた!
 これはまさに神隠し? 真犯人に女の影が…


あっ………言っちゃった……

今日のピックアップ: 千と千尋の神隠し

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2002/06/07

「る」救済プロジェクト!

(他のガイドさんを見習い、私もタイトルをちゃんと付けることにしました。)

我が家のWCの壁には、娘たちのために
「絵で覚える ひらがな五十音表」というのが貼ってあります。
なぜアナタはそんな場所に貼りますか?
そこが一番、はがれにくい、ただそれだけです。

それを見るたびに思います。
――「る」――はかわいそう。
しりとりをしても「る」が来るとヒヤヒヤしませんか?
それは私だけですか? いや、そんなことは断じてない。
「る」で始まる言葉のなんと少ないこと。

たいがい「る」がやって来ると、人は、
「ルビー」とつなげます。
そしてその次の人は「ビール」。
すると「えぇっ! また、る?!」と嫌がられます。
そのまた次の人が「ルール!」なんて言っちゃったら
「…しりとり、もう、やめよう……」ってことになります。

考えて「流罪」とか「ルミノール反応」とか「流浪の民」とか言うと、
周りはちょっと引いてしまいます。
ましなところで「瑠璃色」「ルーキー」「ルーレット」「ルーペ」…
でも小さな子供は知らない言葉でしょう。
「類人猿」「流人」……しりとり、終わってしまいました…

我が家のその表も「る」の箇所は「かえ」と表記してあります。
そんなのは「る」だけ。
あまりにも「る」がかわいそう。「る」はちっとも悪くないのに……

便座に腰掛け考えました。
できることは、何でもしてあげたいと。
そして思いつきました。
「る」で始まる言葉を作ればいいんだ!と。
流行語大賞はもちろんのこと、やがては広辞苑にも載るような
「る」で始まる言葉を作ればいいのです。

まず「こーゆう状況って、なんと表現したらいいの?」という場合、
すべて「る」で始まる言葉にしてしまいましょう。

例えば……
「すっごーくウケると思ってぇ〜 ルンルンしてギャグ言ったのにぃ、
 ぜっんぜーん、ウケなかったぁ〜! 超・恥ずかしィー!」
なんて時は―――『ルンコケ』
(注――この場合「ルンルン」という“死語”が何気〜に入っていることが
 人々がより広く浸透させやすいポイントとなるでしょう。)

また最近、主婦の方々の発明なんてのが流行っておりますが、
商品名は、どうか「る」で始まるものにして下さい。

●ツボに効く孫の手のようなもの『ルツボツボ』
●ダイエットにもなるサンダルは『ルルル〜サンダル』
●健康竹踏みは『ルタッタ踏み踏み』

まぁ、こんな軽めな感じから始めましょう。

さぁ! All About Japan ユーザーから始まる
「る」救済プロジェクト!
肩身の狭い「る」を、皆さんの手で救ってあげて下さい!

今、歴史は開かれます―――



いつもたくさんの<ご感想>をありがとうございますっ!
<ご感想>の中でいただいた質問は、毎週金曜日発行のメールマガジンで
お答えしております。
また「宝塚ファン」掲示板に♪<皆様からのご感想コーナー>スレッドを作りました。
そちらでもどーぞ!

今日のピックアップ: 

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2002/06/06

★6月6日(木)

今日は何の日か――それはオーメンの誕生日。
では今日はオーメンについて掘り下げ……
いえいえ、そんな怖いことはいたしません。
領域はわきまえておりますから。

今日は幼稚園の遠足でした。
「ご旅行ですか?」と聞きたくなるような大きなリュックを背負った娘1と、
自分でリュックの開閉ができない「先生、お手数かけますが…」な娘2は、
元気に出かけてゆき、そして……
娘2は初の遠足中に脱臼し、哀れな姿で帰ってきました。

遠足、母親は参加しなくてもいいのが何よりの幸せです。
その間母親たちは幼稚園に集まり、親睦会とやらを行います。
まぁ、ベッチャくる会です。

そして私は驚きました。
お母さん方ほとんどが、習い事など趣味があるんですねぇ。
私……答えられませんでした。
ないんです。趣味と胸を張って言えるものが。

今まで「ご趣味は…?」と聞かれたら、
「あっりませーん!」とにこやかに答えていました。
まだ子供に手がかかる母親は、みんなそんなもんだと思っていたのです。
それが「アロマテラピーを習いに行ってまーす♪」とか
「フラメンコでストレス解消してます! オーレっ♪」といった方たちの前で、
私は華厳の滝から突き落とされました。
パッサパサですねぇ。なんとかしなくてはいけません。

本は大好きだけど、時間を忘れて読むクセがあるので、
読書を再開したら、間違いなくこの日記はなくなるでしょう。
音楽鑑賞、もちろん好きです。
が…CDコンポがぶっ壊れて2年たちます。
スポーツ系は勘弁です。体を使うなんてしんどいことイヤです。
お菓子作りとか手芸。肩こりしそうなので除外。
教養を身に付けられる趣味。……やめましょう。

楽器なら「大型ゴミに出そうかな〜」というのが我が家にいくつもあります。
ギター6本、キーボード、アルトサックス、三味線。
あっそうそう、田中健さんにいただいたケーナもあります。
でも……ウルサイと苦情が来ちゃうと困るのでやめておきます。

私は一体、何が好きなんだろう……
何を趣味と呼んだらいいのだろう……

実はひとつだけ、大好きなことがあるのですが。
「今夜はアレを絶対に…」と思うとワクワクします。
そしてその行為後、スカーーっとするのです。
これが今の私の趣味かしら……?
でも、い・え・な・い


<タワゴト短歌>

快感よ娘の耳を耳掻きで大きなごみを狙う瞬間



辻仁成さん&中山美穂さんカップルを見る度に思う。
花組トップスター・チャーリーこと匠ひびきはミポリンにやっぱりソックリだぁ!

今日のピックアップ: 宝塚歌劇のホームページ>「匠ひびき」をクリック!

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2002/06/05

★6月5日(水)

「これはナゼ、こーなんだろう……」と疑問を持ったら
それが気になって仕方がないという性格は、今に始まったわけではなく、
幼少のみぎりからです。
そしてその疑問のほとんどが、周りからすれば
「ばっかばっかしい〜」「何の得になるの?」「へ、変な子……」
「付いてゆけないわ…」「さよ〜なら〜」なことでもあります。

私はアニメより時代劇が好きな変な少女でした。
『水戸黄門』のお決まりの一番いい場面で格さんが、
「この紋所が目に入らぬかぁ〜!」と啖呵をキル。
それに驚き「は、はぁ〜」とひれ伏す悪者たち。
ここが、この「目に入らぬかぁ〜!」が、少女Sを悩ませました。

紋所の付いた印籠は、それまで格さんの懐に入っていたのですよ。
懐に入っていたのだから、見えるわけがないじゃない?
腰にぶら下げていたのならともかく、懐からたった今、取り出して、
「この紋所が目に入らぬかぁ〜!」。
こーゆうのを大人の“屁理屈”って言うんだわ…と、少女Sは思ったのです。

それが視聴者をワクワクさせる名台詞であるとか、
自分だって「待ってましたっ!」とばかりに、
そこを楽しんでいるということに薄々気づいているくせにね。
そしてやがて大人になり、自分の方が“屁理屈”だったことに、
少女Sは気づくのです。

あ"ーーーっ。よせばいいのに、また気になってきました……
屁理屈。
屁の理屈。
ナゼ、屁なのでしょう?

そもそも“屁理屈”とは「つまらない理屈」という意味ですが、
“屁”は決してつまらないものではありません。
“屁”は大切です!
お腹の手術後、看護婦さんは必ず言います。
「ガスが出たら、知らせて下さいね! ねっ!」。
それほど大切なものなのです。

屁そのものではなく……では、音? 匂い?
それが、つまらない?
あぁ……ごめんなさい。食前食後の方もいらっしゃるでしょうに…
でも、もー少しだけ語らせて下さい。

おまけに「屁理屈をこねる」と言います。
こねこねしちゃうとは、これ、いかに。

わかりません…わかりません…眠れません……
ナゼ、つまらない理屈を言うことを「屁理屈をこねる」と表現するのか。
ご存知の方、教えてクダサイ。

ひとつだけわかっていることは、今の私の状態が、
屁理屈をこねこねしているってゆーことです。


4代目黄門様・石坂浩二さん、ご病気のため降板。
早くお元気になられますように。

今日のピックアップ: 黒田昭彦さんの【ドラマ】 がんばれ石坂浩二

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2002/06/04

★6月4日(火)

すでにお気づきと思いますが、日記のタイトルの画像を変えてみました。
6月になったので衣替えです。
この画像のテーマは―――
<豊満な紫陽花に、お、押され気味ぃ〜な桜木星子>
本当は<豊満な紫陽花から、もがいて出てこようとする桜木星子>
を表現したかったのですが、無理がありました。

思えばこの日記も、すでに一ヶ月書いています。
自分では

●よくぞ、今日まで
●アンタはえらいっ!
●やればできるじゃん
●このペースで記事を書けないかい?
●もうちょっと、写真、入れられないかなぁ〜
●でも、言いたい放題だよね
●ネタのためなら家族をそこまで落とすか?
●「タカラジェンヌ」というみんなの抱くイメージを壊したね
●タイトルぐらい、付けろよ!

そんな気分です。
タイトルねぇ……ごめんなさい。面倒くさい。
でも反省して★印を付けることにしました。

タカラジェンヌのイメージ、壊しちゃいましたねぇ。
っていうか、皆さんのイメージが間違っているのです。
案外みんな、フツーの人ですよ。


例え退団してもタカラジェンヌってゆーのはみんな――

ピンポ〜ン♪

妻 「まぁ、お帰りなさい〜アナタ♥ ご飯にするぅ? それともお風呂?」
夫 「う〜ん、ご飯にしようかな。」
妻 「はい、もう、できてるわん。」
夫 「今日のメニューは…何?」
妻 「今日は……芽キャベツと赤海老のバルサミコ酢風味、
   ふぐと白子のムニエル・トマトクリームソース添え、それから……」
夫 「わぁ〜、おいしそうだね。あっ、あのワイン、開けようか? ほら……」

―――んなわけ、ねーでしょ?!


ピンポ〜ン♪

夫 「ただいま〜」
妻 「……」
夫 「た・だ・い・ま〜!!!」
妻 「…あっ、ごめん、お帰り。今日もご苦労!」
夫 「お腹、空いた〜」
妻 「ごめん、ちょっと待って。今、日記書いてんの。今ねぇ、い〜い感じなのよ。
   “天使が下りてきた”ってゆー感じ? だからぁ、10分待って! 悪い!」
夫 「お腹、へこへこなんですけど……」
妻 「大丈夫。10分待っても死にゃーしないから。だってさ、
   この日記を楽しみに待ってる人が、たぶん3人は…いや、7人はいると思うのよ。
   ご飯を待ってる人は1人。ね? わかる? 7対1。7の勝ちだよね。
   だから、10分待って。」
夫 「…………で、今日の献立は、ちなみに……」
妻 「えーっとねぇ、肉とにんにくの芽をガぁーっと炒めたやつ、ひじき、納豆、味噌汁。
   美味いぞー。あっ、しゃべってたら書こうと思ってたこと、忘れたよ。
   13分待って。」

―――こーゆう方が多いと信じています……


<タワゴト短歌>

こりゃおもろい日記のためなら家族さえ売ってみせます私はユダよ



素敵〜なイタリアンを食したい方は ↓

今日のピックアップ: 沈 唱瑛さんの【イタリアン】 

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2002/06/03

6月3日(月)

三日間お風呂に入っていないバッチイ女がお届けします。

家の中ではそれなりにちょこちょこと動いていたつもりですが、
病み上がりにとって、今日のようなギラギラの戸外はつらいです。
久々の娑婆――お天道さんが眩しいでごぜえやす。

――なんだかクラ〜〜っとしてきました。

ろくに食べていないので当たり前です。
娘たちもよく、熱で三日間ぐらい食べられない時がありますが、
思えば、熱が下がったと同時に元気に走り回ったりしています。
子供の回復力とはスゴイもんです。
私だって現役タカラジェンヌの頃、40℃の熱で舞台に立った時もありました。
それが今や……。緊張感が足りないからでしょうか。
「年だ〜年だ〜〜年だぁ〜〜〜」
シュプレヒコールが耳鳴りのごとく聞こえてきます。

――なんだかクラ〜〜っとしてきました。

そんなこんなの私ですが、実はイイコトもありました。
お財布に2000円札が入っていたのです。
いつから? わかりません。
まさかひとりでに入ってくるわけはないので(だとうれしいのですが)、
つり銭の中に混じっていたのに今まで気づかなかったのでしょう。
それはおそらく、三日前に宝塚を観に行った時。
チケットを購入した時か、パンフを購入した時か、たこ焼きか……

2000円札が誕生してもうすぐ2年経ちますが、
私の手元にやってきてくれたのは実は初めて!
そうか……こんな姿かたちだったのね……
初めまして。どうぞよろしく。
私は三日間お風呂に入っていないバッチイ女と申します。

使うのはなんだか勿体無い。なら、貯金しよう!
昔やった500円玉貯金、月末には結構役に立ったではないか。
2000円は500円の4倍。すごいかもしれない。賢い主婦だ。
海外旅行も夢ではない。

2年間で1枚の2000円札に出遭ったということは……
10年で5枚――1万円。
50年で25枚――5万円。
100年で50枚――10万円。
計算……合ってますよね。

――なんだかクラ〜〜っとしてきました。


<タワゴト短歌>

お年玉ガメツク貯める娘1こっそり借りる母を許せよ


注)後日ちゃんと返してます! 本当です!


そして――
タカラジェンヌ時代、私はこの上でしょっちゅうクラ〜〜っとしてました。↓

今日のピックアップ: 「宝塚ファン」記事<恐怖の「大階段」!>

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2002/06/02

6月2日(日)

やっぱり……
一昨日、宝塚大劇場にいる頃からなんか変だった。
相当な風邪をひいてしまった。

目で見てもわかるくらい、右のアゴの下が腫れている。
唾を飲み込むたびに激痛が走る。しゃべれない。
熱ももちろん38℃を超えた。
今日も寝たり起きたりだが、昨日はもっと悲惨だった。

PCの前に座っても、はらひれはれ〜〜と床に崩れ落ちた。
「私の日記を読みたいと待っている人がいるかもしれないのだから、
 どんなにつらくても……」……
ちらっとだけ思ったが、無理なものは無理だ。
何もせず、ひたすら寝た。
娘1にマーブルチョコを鼻の穴に入れられても、
寝たふりをした。
寝すぎて体中が痛い。

何をされても怒鳴れない、追いかけることができない無力なこの母に、
娘たちはことごとく冷たい。

ママはすごーくしんどいんだ…と眼力で訴えても、
「ウソ、つけ〜!」と信じてくれない。
アイスクリームなら食べられるだろうと食べたら、
「それは私のだった…ママはズルイ!」と“ズルイ人呼ばわり”された。
少しだけ残っていたポカリスウェット、「それはママにちょうだ〜い…」と、
出ない声を絞り出して懇願したのに、目の前で、
「やーだね!」と、ゴクゴク飲み干された。

そしてこんなヒドイ仕打ちを受けてもやり返すことができず、
布団の端を目頭に当て、およよ…と泣くしかない。

アナタ方が病気の時、いつもあんなに献身的に看病してあげているというのに……
あまりにも無情だ……

思えば、一昨日の大劇場で食べたたこ焼きを最後に、固形物を食べていない。
よし! 決めた!
食欲が元に戻ったら、アナタ方が大嫌いで私が大好物なものを、
食卓にずら〜っと並べてやる!
ししゃも、サラダ、明太子、ナスの煮浸し、ニラ玉、酢豚………
そして「あ〜おいし〜」と食べてやる。

生きてゆく上で、やられたら、やり返すことも時には必要だってこと、
身をもって、思いしれーーー!

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2002/06/01

5月31日(金)

さて――これは何でしょう……
わかるはず、ありませんね。

今日、雪組公演を観に行きました。
私が大好きな大劇場ロビーのカフェテリアの
たこ焼き、それを皆さんにご覧いただこうと、
デジカメを持参いたしました。
何かと著作権がタイヘンな宝塚歌劇団。
しかしいくら何でも、たこ焼きに著作権料は派生しないでしょう。
たこ焼きを撮るぞーー!
ちなみのこのたこ焼きは、タカラジェンヌにも人気のメニューです。
私には、宝塚音楽学校時代からの思い出の一品です。

花の道を歩いている時まではちゃんと覚えていました。
ところがカフェテリアに入って、たこ焼き屋さんの前に並んで、
レジでお金払って、席について……
気づいた時には――――完食。

自分の浅はかさに、ほとほと困りました。
気分は<たこ焼きを撮ろう>で高揚しています。キモチの収集がつきません。

撮影するために、もう一つ買おうか…? 
いえ、節約家の私にそんなことはできません。
それに、たこ焼き2食を完食するほどの胃袋は持ち合わせていません。

たこ焼きを、今まさに食べようとしている人に、
「すみませ〜ん! ちょっとたこ焼きの写真、撮らせて下さ〜い!」と言おうか…?
だ、だ、ダメです。【小心者の会】会長の私に、そんな勇気はありません。

今日はあきらめろと言うことか。現状はそうですし、そうするのが大人です。
しかし気分は<たこ焼きを撮ろう>で高揚しています。キモチの収集がつきません。

悩みました。そして私が選んだ方法は――
<たこ焼きの入ったお椀を撮ろう>。

ところがお椀の底には、たこ焼きのネチョ〜とした残りカスがくっ付いています。
お箸で取り除こうとしましたが、きれいにはなりません。
ネチョ〜の写真を皆さんにお見せしたら、
「桜木星子ってさぁ〜、食べ方が汚いよね〜。」とか言われそうで怖いです。
【小心者の会】会長の私に、そんな度胸はありません。

結果―――
<ひっくり返された、たこ焼きのお椀を撮ろう>
となったのです……。これがそれです。

全くつまらない被写体です。
でも皆さん、ちょっと目を閉じ、想像してみて下さい。

開演約40分前の、混雑した劇場のカフェテリア。
おもむろにバックからデジカメを取り出し、
ササッとお椀をひっくり返し、ササッと写真を一枚だけ撮り、
ササッとお椀を元に戻し、ササッとデジカメをバックにしまう女の図。
試し撮り? そんな時間の余裕はありません。

正直申して、恥ずかしかったです!
いい年した私はナニをやっているのだろうか?

でもそこまでしてでも<たこ焼きを撮ろう>…いえ、
<たこ焼きの入ったお椀を撮ろう>…と言うより、
<ひっくり返された、たこ焼きのお椀を撮ろう>という初志を貫徹したかった私を、
どうか、絶大なる拍手をもって、賛美して下さい。
そしてそこまでして撮った写真は、皆さんにとって何の得にもならないことを、
今、書きながら、初めて気づきました。

それにしても今日ほど、私は自分が“桜木星子”であったことに
感謝したことはありません。
“桜木星子”ではなく、もっと有名な元タカラジェンヌであったなら、
お椀をひっくり返すどころか、たこ焼きの写真を撮ることはできなかったでしょう。
ってゆーか、誰に見られているかわからない劇場ロビーで、
たこ焼きを食べることもないでしょう。

私は―――自由なのです。


<タワゴト短歌>

誤解です関西人の家に皆たこ焼き機なぞあるはずないさ



たこ焼きがいるのは、↓の「レストラン」のカフェテリア・フルールです。
観劇チケットを持っていなくても、ロビーには誰でも入れます。

今日のピックアップ: 宝塚歌劇のホームページへようこそ

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