低血圧のオンナ
ダンナさんや娘が家に居るとき、私にはテレビのチャンネル権がありません…
なので、リアルタイムでは見れなかったのですが、
今朝のワイドショーでちゃんと。
陣内智則さんと藤原紀香さんの披露宴。
美し~~い!
どうぞお幸せに!
さて――
「なんだかふら~っとするな…」と思い、血圧を測ってみると、
最高血圧が80ほど。
70代になると、私、使いもんになりません。
まっすぐに歩けない。
動悸が激しくなる。
寝転がると、天井がグルグル回る。
半年ほど前にも起こり、ダンナさんが慌てていたっけ。
話そうにも、声が出なかったもんだから。
しばらくすればおさまるし、血圧を上げるお薬を飲めば普通に元気。
今はまだどーってことない。
せいぜい、睡眠をとればOK。
この、急に血圧が下がるのを現役時代の公演中に経験したことがあります。
その時は、血圧が下がっているとは知らないもんだから驚きました。
朝、起きると、ぼぉ~っとしている。
立つと、くらっ~。
それでも楽屋入りしなくてはならない。
お医者さんは開いていない。
花の道が、まっすぐに歩けない。
化粧をしていても、後ろに倒れそうになる。
化粧前でぐったりしている私を見て、同期生が、
奈落にある診療所の看護婦さんを呼びに行ってくれる。
看護婦さんの「病院に行こうか?」に、
「いえ、大丈夫です…」と、持ち前の強がりを発揮する。
*私は“強がり星子”“甘えベタ星子”と言われていた。
それでも、動けば多少、血圧も上がるもんなのね。
それと、どんな体調でも、舞台袖に行くと、不思議にしゃんとする。
大階段からも銀橋からも落ちることなく、
いつもと変わらず舞台を終える。
家に帰り横になると、天井はグルグル。
よくそんな体調で、舞台に立てたもんだ。
あの頃は、滅多なことで休めなかったし、
お医者さんに行く時間もなかなか作れなかった…
それを思えばぁ!
「ママ……ちょっとしんどいの。横にならせて……」
「ちょっと疲れているから、夕飯のおかず、これで勘弁しちくれ~」
“ちょっと”のくせに、怠けすぎだなぁ~
“強がり星子”はどこに行ったぁ?
でもさぁ~
いっぱいいっぱい頑張ればいいってもんじゃないと、
年と共にわかったわけよ。
抜くところは抜き、甘えられるところは甘える。
ただ……唯一の難点は……
この家で一番、根が“漢”なのは、私だということでして。
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