今日は娘たちが通っていた幼稚園のバザー。
卒園してだいぶ経ちますが、今年もお手伝いに行きました。
焼きそば係りなら私に任せろ!
先生にお会いできるのも楽しいし、
別の学校に離れ離れになったママ友達に会えるのも楽しい。
元気でいるうちは、毎年お手伝いさせていただきましょう。
さて――
文楽の三味線弾きの父、
先月末から約ひと月もの間、アメリカ公演に行っています。
70歳を過ぎても、日本各地のみならず、海外の舞台にも立てること、シアワセです。
発つ前、父にお願いしました。
「海外からお手紙をもらったことのない娘たちに、ハガキを出してあげて!」と。
これが父から届いたAir mail。
これまでに何度も海外公演に行っている父がいつも感じるのは…
海外のお客さんの反応の高さ。
特に子供。
大夫の語り(台詞や歌詞ね)など通じないのに、真剣に見入っているそう。
三味線がテンポを出して弾き始めると、
それに合わせて体を揺らし、手拍子までするそうで、
「そーゆう時、うれしいんだよ~」と父は言います。
かたや日本の子供は……
学校から団体で観劇に来たり、学校で公演することもありますが、
興味深く観ている子供も中にはいるけれど、
だいたいが「つまんね~」的な。
ひどいのは、先生まで居眠りしていたり。
日本が生み育てた日本の文化をもっと知ろうと思うのは、
日本人より、海外の人の方が多いのかも。
でもコレ、誰でもそうかもね。
私だって、その一人。
日本の文化をどれだけ知っていて愛しているかと聞かれると、
「……まだまだです…ごめんなさい…」ですから。
そうそう。
数年前から文楽では、字幕が出るようになりました。
日本語の字幕。
つまり、日本人の観客のためのもの。
日本語で語られる舞台を、日本人が字幕に頼らなければならないなんて
どーよ?
確かに古典的な聞きなれない言葉使いはあるけれど、
なんだか悲しいなぁ~
それでも、それがあることにより、
興味を持ってくれるお客さんが増えれば、それでよしでしょう。
今、私が読んでいるのは、海外の推理小説。
それもいいけれど、日本の文学をもっと読まなくちゃ!