年代モノ
手帳に続き、もう着ないものを処分しようと洋服ダンスの整理。
そして今回も、
「まだまだ捨てられないなぁ…」と思ったのが、コレ。
どーってことのないカットソー。
値段は、たぶん1000円ぐらい?
だけど、年代モノなのです。
どのくらい前に購入したのかは定かではありませんが、
コレを着ている写真があるのです。
それも、宝塚現役時代のが。
その写真には生徒さんがたくさん写っているのでお見せできませんが、
当時の花組トップ、大好きなペイさんこと高汐 巴さんも写っています。
みきさんこと真矢みきさんも写っています。
花組の同期も全員写っています。
稽古場なのに私服、そして稽古場に長椅子が並んでいるということは、
何かの公演の集合日。
「これが何の公演なのか?」を推理すれば、このカットソーの年齢がわかる!
そして推理。
場所は、旧劇場の4番教室。
ということは、本公演ではない。
本公演なら1番教室だから。
4番教室ということは、バウか地方公演。
ペイさんとバウをごいっしょしたことはない。
ならば地方公演。
私は地方公演に一度しか行っていない。
とくりゃ「真紅なる海に祈りを」&「ヒーローズ」だわ!
「真紅なる海に祈りを」&「ヒーローズ」の本公演は1986年。
地方は何年だろう?と調べたら、1987年。
つまりこのカットソーは、少なくとも1987年から着ていることに。
21年以上も着ているんだぁ~!
コートやスーツならまだわかるけれど、
洗濯機でジャブジャブ洗っているものを、21年も着ているとは…
こりゃ、記録更新せねば。
50になっても60になっても着ましょう。
デジカメや携帯なんてない時代。
稽古場で写真を撮るなんて同期がやめる時ぐらいなのに、
この時の写真がある理由も思い出しました。
同期全員いっしょだったのと、もうすぐ退団する同期もいたから。
今思えば、ペイさんにとってもこれが最後の地方でしたわ。
写真の中であることを発見。
みんなカメラに向かい、派手にポーズをとり微笑んでいるわけですが、
その後ろで、鏡に向かい踊っている生徒さんが一人。
稽古時間ではないというのに。
稽古着ではなく私服だというのに。
黙々と踊っているその生徒さんは……
ミオリさんこと、御織ゆみ乃さん。
歌劇団振付家、音楽学校講師の御織ゆみ乃先生。
誰よりも踊れるのに、誰よりも長く稽古場にいらして、
誰よりもたくさんレッスンされる…
さすが、ミオリさん!
◇余談1
ある新人公演の香盤発表、私は驚きました。
ミオリさんの役、それも後ろに2組のカップルを従え、
センターでソロで一曲踊るダンサーの役が、私になっていました。
……何度も何度も香盤表を確認しました。
そして私は演出助手の先生に
「誰か他の人と、間違っていませんか?」と聞きに行きましたよ…
間違ってはいませんでした…
とんでもなく苦労しました…
ミオリさんにはとってもお世話になりました…
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コメント
ってことは。現役ジェンヌのころからスタイルがほとんど変わっていらっしゃらないって事ですね。
さすが、星子さん!
投稿: カステラ評論家 | 2008/05/25 21:23
想い出の服ですもの、いつまでも大切に(^-^)/
投稿: 苺 | 2008/05/25 23:47
私も物持ちのいいほうですが、(ほーら、これから寝る時着るパジャマはたぶん10年以上は経ってるはず…)星子さんそれは、すごいですよ。
いやいや でも それは捨てられないですね。想い出いっぱいですし。ぜひ 記録更新してください。 もし、服としてのお役目がごめんとなったとしても、何か別の型で残せるといいですね。
投稿: うさぎ | 2008/05/26 00:04
もはや洋服ではなく宝物の域に達してますね!
でも洋服って洗わずにしまいこんでると繊維がもろくなって、かえって長持ちしなくなっちゃうそうですね。
適度に着て、洗濯してあげるのが良いのかもしれません。
投稿: 運営スタッフ GERU | 2008/05/26 18:35
皆さんコメントありがとうございます!
これがスーツとかなら、逆に着れなかったでしょうね。型とかサイズとか。
他にも年代モノの服がいくつかあり、娘たちが着てくれるかもと一応残しています。
うさぎさん、私も結婚のお祝いに友達からもらったパジャマ、まだ着ていますよ!
投稿: 桜木 星子 | 2008/05/27 17:36